Rise and Falling

1級建築士の生活を考えるブログ

屋根荷揚げ と SD取付。

今日は現場がお祭りの日だったから、

みんなより早く現場着くために早出。

 

大型のクラックで屋根材荷揚げ。

まず現場着いたら、職人さんの車を交通整理。

中には「ここじゃダメか?」なんて年配の方が微妙な事聞いてくるけど、

「ダメだよ」って促す。

数メートルがそんなにヤダかね?

そんなことしてたら、屋根トラック到着。

ラフター(レッカー)より早い…

 

「9時って言ったじゃん」

「聞いてません」オイっ…

しょうがない場内に誘導で待機させる。

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年配の大工さんの車微妙な位置に置かなくてやっぱ良かった。

で、いつもの重機屋さんのラフター25t到着~。準備。

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屋根材は、

こんな天秤と呼ばれる専用の鉄パイプで吊り上げる。

トラックは車体12メートルほど。上の架台入れれば14メートルにもなる。

屋根材は、1本物で≒15mぐらいある。

設計!切妻屋根にしてくれ~。

 

2台分吊り上げて終了。

 

また、今日は外部SD取付日。(SDって鉄の扉。今回は防火設備)

板厚1.6㎜の溶融亜鉛めっき鋼板を使って作られた鉄扉。通称エスデー。

木造の現場でSDは、まず大工さんが決められた寸法通りに開口を造作して

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SD屋さんが、フラットバーを周りにビス止め。(今回は厚み4.5㎜幅50㎜のフラットバー)

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それに枠を溶接していく。

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SDは、後でやり直し等手間がかかるから、

寸法にシビアで。

職人さんは、垂直、水平、チリ、現場の精度(柱の精度)、仕上げの構成寸法

バッチリ聞いてくるからさすがだなって思う。

こっちも100点精度の現場なんて無いから(人間で作ってるんだもの…)

最終的な納まりを考えて打合せして取り付けてもらう。

これは、昨日なったような監督じゃ経験値が無くて厳しいだろな…ハッハッハ~。

 

もう、今日は午前中でやりきった感じ。

充実感。

 

現場はやっぱ人間相手だから面白いな…